【特集!】血栓症対策のための機能性食品(1) ~ 血栓症とは? ~
皆様こんにちは。管理栄養士の奥みゆ貴です。
今年一年の皆様のご健康とお幸せをお祈り申し上げます。
さて、一年の中で一番厳しい寒さを迎えていますが、
1月は脳梗塞や心筋梗塞などの「血栓症」で亡くなる方が最も多いそうです。
日本ナットウキナーゼ協会では、1月20日を「20=ツマル」で血栓予防の日、
この日から1ヶ月間を「血栓予防月間」としています。
そこで、今月はこの季節に気を付けたい「血栓症」について、
その予防に関わる機能性食品の特集をお届け致します。
まずは、血栓症の概要とその一番の危険因子である
「脂質異常症」について2週にわたって迫って参ります。
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◆ 血栓とは?
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血管内で血液が固まる状態のことを言います。
その結果、末梢臓器の細胞が死ぬことを梗塞と言い、血栓が詰まる
場所により、脳梗塞や心筋梗塞などに分類されます。
現在、日本人の死因の第1位は悪性新生物(約30%)ですが、
第2位は心筋梗塞などの心疾患(約16%)、第3位は脳梗塞などの
脳血管疾患(約11%)です。
つまり、1位のガンに匹敵するほどの人が「血管がつまる・破裂する」
ことにより亡くなっているのです。
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◆ 血栓ができる原因
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血栓ができる原因は、血小板の活性化や凝固系成分のフィブリンという
タンパク質が増えて血が固まりやすくなってしまうなどの血液成分の変化、
血管内皮の炎症や損傷、血液の流れの障害などが挙げられます。
主な危険因子は、脂質異常症、肥満、高血圧、高血糖、喫煙、
体質などが挙げられます。
現代人は血栓もできやすく、血液成分のバランスも乱れ、血栓ができても
溶けにくい体質になっているのです。
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以上、本日は血栓症の概要についてお届けしました。
次週は血栓症の危険因子である「脂質異常症」についてお届けします。
正しく知って血液サラサラ健康生活を目指しましょう。
是非チェックしてみてくださいね!
(管理栄養士 奥みゆ貴)